2021年1月11日~2021年1月15日のユロ円相場について私なりに分析し戦略を立ててみました。
皆さんのトレードの参考になれば幸いです。
ユロ円環境認識
以下のチャートは、2021年1月9日時点でのユロ円月足チャートになります。
現状、上図1のように月足レベルで三角保ち合いの中の1つ「シンメトリカル・トライアングル」を作っており、上に抜けていくか、また三角保ち合いの中に戻っていくかの分岐点にいると考えています。
しかし、三角保ち合いについては、下図2のように一度抜けたと思っても、またすぐに保ち合いの中に戻り、結果として更に角度の緩やかな三角保ち合いを作ることがあります。
ユロ円2021年1月11日からのシナリオ
今後の直近のユロ円相場について、以下のユロ円日足画像の通り、a、b、c、dの4つのシナリオを考えてみました。
シナリオa
図3の水平線①よりも上で上昇して、高値更新していくシナリオです。
細かく言えば、水平線①より上で上昇するも、高値更新せずに下落していくシナリオもあるとは思いますが、その場合はシナリオb~dに置き換えて考えられます。
現状は、このシナリオaを狙っておりますが、図2のように一度三角保ち合いを上抜けてもすぐに保ち合いの中に戻ってくることも十分考えられますので、高値更新した場合は、その後はしっかりと押しを待ってから再度エントリーを考えていきたいと思います。
シナリオb
図3の水平線①を下抜けて水平線①と水平線②の間まで下落した後に、反転上昇していくシナリオです。
特に、水平線②については、サポートラインとして意識しているトレーダーも多いと思いますので、この付近まで一旦下落してから反転上昇していく可能性は十分あると考えています。
しかし、注目度の高い水平線は後から見ると分かりやすいチャートの形を作ることは多いのですが、実際にリアルで見ていると動きが早かったり、短期で振り落とされたりと、いい所でエントリーして利益を取るのが難しかったりしますので、分かりやすい形を作ることと、利幅が取りやすいこととはイコールではないと思います。
シナリオc
途中まではシナリオbと同じですが、水平線②より上で反転上昇した後に途中で勢いがなくなり、下落していくシナリオです。
水平線①を下抜けたことにより目線を下目線に切り替えてくるトレーダーもいると思いますので、水平線②付近で反転上昇していったとしても、水平線②に下落してくる形の中のどこかで売り圧力が強まり、再度反転下落し、水平線②を下抜けてくる流れです。
月足レベルの三角保ち合いがまだ続く可能性も十分考えられますので、このシナリオcやシナリオdなども今後のシナリオとしては十分あり得ると思います。
シナリオd
水平線①や水平線②の上で強い反発を見せることなく、水平線②を下抜けていくシナリオです。
先週の終値から水平線②まで180pips位ありますので、1月11日の週の間にここまで下げてくるかどうかは分かりませんが、この水平線②を強く下抜けてくるシナリオdになった場合は、再度シナリオを練り直そうと考えています。
ユロ円2021年1月11日の週の戦略
現時点では、シナリオaやシナリオbを狙ってロング出来る形になれば買いでエントリーしていこうと考えていますが、先週の高値を境に下降トレンドに転換してくることも十分考えられますので、中期足レベルでどのような波を描いてくるかによっては、ショートで攻めていくのもありだと思います。
目線はあまり固執せずに柔軟に相場の動きについていく週になりそうです。
以上、ご参考ください。