【FX】マーチンゲール法は勝てる手法なのか?を徹底解説

FXトレード関連
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FXでマーチンゲール法を用いようと思っていて、以下のような疑問や悩みをお持ちではないですか?

  • マーチンゲール法について調べている
  • マーチンゲール法のデメリットを知りたい
  • FXでマーチンゲール法を使いたいがリスクがありそうで怖い

マーチンゲール法は理論的には最後には必ず勝てる手法ですが、多額の資金が必要になる手法ですので、資金管理の面から見ると、破産確立が跳ね上がるとてもリスクの高い手法です。

この記事では、マーチンゲール法の内容から、FXでマーチンゲール法を用いる際の注意点などを説明します。

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マーチンゲール法は勝てる?

マーチンゲール法とは?

マーチンゲール法とはカジノなどで使われる手法で、勝負に負けたら、次の勝負は掛け額を倍にしていくことにより、理論的には最終的に必ず勝てるという手法です。

具体的な方法としては、勝つまで掛け金を倍に増やしていくのですが、例えば勝率50%、オッズが2倍の勝負で1回目に100円をかけた場合、負けたら次の勝負で掛け金を倍の200円に増やし、これも負けたら、らさらに次は倍の400円に増やすといった具合に、勝つまで掛け金を倍額に増やし続けます。

結果を見ると分かりますが、この手法を取り続ける限り、最後に1回勝てばトータルでプラスになるので、資金力さえあれば理論上は勝てるという手法になります。

前提条件としては、勝率が50%以上、勝ち額≧負け額になる勝負でないと成立しません。

マーチンゲール法のデメリット

マーチンゲール法のデメリットとしては、連敗が続いた時に掛け額が膨らんでいくため、多額の資金が必要になり、資金が足りなくなれば全財産を失う可能性があるという事です。

そして、それ程のリスクを負っても、最終的に得られる利益は最初にかけた分の額しか得られませんので、リターンに比べて非常に高いリスクを伴う手法であるとも言えます。

そのため、マーチンゲール法を用いるには、最初にどれ位の掛け額から始めるかが非常に重要で、欲張って最初の掛け額を高く設定してしまうと、負けが続いたときに、1回の勝負でものすごい金額をリスクにさらすことになりかねません。

FXでマーチンゲール法を活用する

FXでマーチンゲール法を活用すると、どうなるでしょうか?

FXでギャンブル的にエントリーした後に、同じ値幅でOCOをかければ、勝率は約50%、勝ちと負けも1:1の関係にすることができます。

しかし、FXでマーチンゲール法を用いるのであれば、折角だから相場背景をしっかりと読み取り、勝率の高い方向にエントリーしたいですね。

勝率が変わると、連敗する確率は以下のように変わります。

勝率70%の場所でエントリーできると、4回連続で負ける可能性は1%未満となり、マーチンゲール法との組み合わせるメリットが高まります。

また、FXの場合は、OCOで指値を11pips、逆指値を10pipsに設定するなど、トレンド発生時は指値を少し多めに設定したりして、勝ち:負けの比率を自分でコントロールすることもできます。

このように、バカラなどのギャンブルとは違い、勝率やリスクリワード比を自分である程度コントロールできるFXであれば、多少はマーチンゲール法を用いた際のメリット・デメリットをコントロールすることもできます。

マーチンゲール法と資金管理

マーチンゲール法は、資金管理の観点からみると、とても危険な手法です。

FXは、一般的には1回のトレードで取るリスクの量は、資金量の2%以内に抑えた方が良いと言われており、リスクの比率が増えると破産確率が一気に跳ね上がり、破産確率が1%を超える手法は危険水域に入ります。

そのため、資金管理のセオリーから考えると、倍々でリスクが増えていくマーチンゲール法は、とても危険な手法であることが分かるかと思います。

バルサラの破産確立計算機などを使い、破産確立がどれくらいになるのかを確認することによって、あなたにとってマーチンゲール法を取り入れる場合に必要なFXの勝率や最初の掛け額がどれ位になるかを計算してみてはいかがでしょうか。

バルサラの破産確立について詳しくは、以下の記事で説明しています。

マーチンゲール法の派生手法

マーチンゲール法には、掛け額の増やし方を変えた派生手法がいくつかあります。

3倍マーチンゲール法

その名の通り、通常のマーチンゲール法とは違い、負けた時の掛け額を3倍に増やすという手法です。

掛け額の増え方は以下のようになり、連敗が続くに従って、通常のマーチンゲール法に比べ掛け額の差が広がっていく事が分かります。

最終的に勝った時のリターンが大きくなるメリットがありますが、その分取るリスクも大きくなる、とてもハイリスクな手法ですので、用意できる資金量を見ながら慎重に行った方がいいでしょう。

FXで取り入れるならば、トレンド発生時にトレンド方向にのみ用いるなど、勝率の高い場所に厳選して行うことをお勧めします。

グランマーチンゲール法

グランマーチンゲール法は、負けた時の掛け額を2倍+1にしていくという手法です。

マーチンゲール法の欠点であるリターンが少ないという点を補いつつ、3倍マーチンゲール法程リスクがないという手法ではありますが、通常のマーチンゲール法に比べリターンは増えますが、当然リスクも増えることになります。

パーレー法(逆マーチンゲール法)

パーレー法は、マーチンゲール法とは逆で、勝った時に掛け額を倍にしていくという手法で、いわゆるダブルアップのようなものです。

少ない資金で大きく勝てる可能性のある手法で、連勝すれば大きなリターンを得ることが出来ますが、当然いつまでも勝ち続けることはできないため、引き際を間違えると、折角積み上げた分を全て失う結果になってしまいます。

FXの場合であればレバレッジの上限があるため、証拠金額に応じて自動的に掛け額の上限は決まってきます。

マーチンゲール法まとめ

マーチンゲール法についてまとめると以下のようになります。

  • マーチンゲール法は確率的に考えると勝てる手法だが、多くの資金量を必要とする
  • FXでマーチンゲール法を取り入れるのであれば、勝率やリスクリワード比が自分にとって極力有利になる場所で行う
  • 資金管理の面から考えると、マーチンゲール法は危険

FXは、資金管理がとても大切になりますので、マーチンゲール法を用いる際は慎重に行った方がいいでしょう。

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