皆さん、先週のユロドルトレードお疲れさまでした。
今回も来週2月1日~2月5日のユロドル相場について、私なりに分析し戦略を立ててみました。
FXトレードを行うに於いて、どうなったら買う、どうなったら売るという売り買い両方の目線を持っておくことは大切です。
そのためにも、常に複数のシナリオを想定し、目線に固執することなく柔軟に対応できるように準備しておきたいと思い毎週週末は翌週のシナリオを練っています。
皆さんのトレードの参考になれば幸いです。
ユロドル環境認識
それでは、まずはユロドル月足チャートで現時点の環境認識から行います。
上図1のようにユロドル月足チャートのAの安値を付けた後に、高値B→安値Cと付けて、高値Bの手前のピンクの四角で囲んだゾーンに突入してきている状況です。
このゾーンを突き抜け、高値Bを上抜け上昇トレンドを作りに行くのか、ここから下落してAとBの間で大きなレンジ相場になるのかの分岐点に来ていると考えています。
ユロドル1月25日~1月29日の値動き振り返り
先週立てたユロドルシナリオ
先週の記事「【FX】2021.1.25~2021.1.29ユロドル戦略」でユロドル日足チャートを用いて立てたシナリオは以下のa~dの4パターンでした。
ユロドル現在の状況
1月29日終了時点でのユロドル日足チャートは以下の通りとなっています。
今週は、再度水平線①下抜けを目指して下落してきましたが、水平線①にもう一度サポートされ反発したところで終わっています。
ユロ円に比べ、ユロドルは今週上下に振れた動きをしていましたので、少し難しい値動きの週だったと思っています。
ユロドル2021年2月1日からのシナリオ
今後の直近のシナリオとして、下図3のようにa~d4つのシナリオを立ててみました。
各シナリオの説明をする前に、現時点の状況を細かく見ていきますと、水平線②でA、B、Cと3回サポートされている状況で、D、Eと高値を切り下げてきています。
チャートパターンとしては、まだ少し角度は急ではありますが、大きな「ディセンディング・トライアングル」を作っています。
「ディセンディング・トライアングル」の詳しい説明については、以下の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。
この「ディセンディング・トライアングル」は、セオリーとしては下抜けて行くのがセオリーのチャート形状となっています。
この状況を前提に各シナリオの説明をしていきたいと思います。
シナリオa
シナリオaは、水平線②のサポートが強く、Eのポイントで引いた水平線①を上抜け、そのまま高値Dを目指して上昇していくシナリオです。
高値Eを上抜けると、日足レベルでは水平線②でサポートされ、高値、安値共に切り上げ、上昇トレンドを作ることにはなりますが、「ディセンディング・トライアングル」の記事でも書きましたが、水平線①を少し超えた後に、ダマシを作って再度水平線②を下抜けて行くパターンもありますので、高値Eを抜けたからと言って、安心してロングで入っていくのは危険だと考えています。
なので、高値Eを超えた後は、本当にシナリオaの動きをするかどうか、様子を見ようと今のところは考えています。
シナリオb
シナリオbは、水平線①付近まで上昇した後に、再度水平線②下抜けを目指して下落していくパターンです。
シナリオaでも述べたように、水平線①を上抜けても、そこから完全に上目線にするのではなく、ダマシを作って再度水平線②下抜けを目指して下落してくる可能性も十分に考えられます。
水平線①付近到達後は、様子を見てからシナリオaになるのか、シナリオbになるのか判断したいと思います。
シナリオc
シナリオcは、このまま水平線①付近まで行くことなく、水平線②を下抜けていき水平線③付近から反転上昇してくるパターンです。
水平線②を下抜けた後は、戻しを作ってからになるとは思いますが、一旦は水平線③を目指してショート目線で攻めていきたいところです。
しかし、水平線③自体も週足や月足レベルでも分かるくらい注目度の高いポイントだと思いますので、いつ強い買いが入ってくるか分かりませんので、ショートで攻めるにしても勢いを見て利確は慎重にしていこうと考えています。
また、水平線③付近まで下がってきた後に下げ渋って、下がらない→上がるの形を作ったら、一度は積極的に買い目線に切り替えて攻めていきたいところです。
シナリオd
シナリオdは、水平線②を下抜け、そのまま水平線③も下抜けて行くシナリオです。
水平線②下抜け後は、水平線③付近や、水平線③と水平線④の間での買いも入ってくると思いますので、少し追いづらいシナリオですが、このシナリオdを追う場合は、下落の勢いを見ながらショートで追随していくことになると思います。
ユロドル2021年2月1日の週の戦略
現在の状況が水平線①と水平線②の間のレンジと見た場合、現在のレートは、ちょうど水平線①と水平線②の中間地点にいますので、週の前半は無理してユロドルで勝負しなくてもいいかなとも思っています。
トレードするとすれば、最初に書いたようにディセンディング・トライアングルを形作っていることを考えると、上からショートで攻めていくのがセオリーになるとは思いますが、この辺りは自分のトレードスタイルによるかと思います。
水平線①付近到達後は、様子を見てしっかりと水平線①を上抜けてくるようであれば、ロングで攻めていき、ダマシを作って下がってきそうなら、逆に大きく取れるチャンスでもありますので、一旦はショートで攻めていこうと考えています。
また、水平線②到達後は、一旦は戻しを待ってショートで攻めていこうと考えていますが、あまり欲張らずに勢いを見ながら、危ないと思えば細かく利確していくか、すぐに逃げていこうと考えています。
そして、水平線③到達後は、焦ってすぐに買いで入るのではなく、下がらない→上がるの形になったら一度は買いで入ろうと思います。
以上、ご参考ください。