ブル、ベア
「ブル」は強気相場、「ベア」は弱気相場を意味する。
ブルとベアについて一言で説明すると以上のようになります。
ブルとベアについて、以下のような悩みや疑問にも応えられるよう、もう少し詳しく説明します。
- 何故「ブル相場」「ベア相場」と言われているの?
- ブル相場の時とベア相場の時、投資家はどう考える?
- 金融市場がブル相場の時とベア相場の時に為替に与える影響は?
経済ニュースなどでも出てくることのある言葉ですので、言葉の意味を理解して、FXトレードのヒントにつなげることもできるかと思います。
「ブル」と「ベア」の意味
「ブル」と「ベア」とは、相場の強気、弱気を表し、「ブル」は「Bull」で雄牛を表し、牛が角を下から上に突き上げるような様を表すため、チャートの上昇局面を連想させることから、強気相場を意味し、「ベア」は「Bear」でクマが爪を上から下に振りかざすような様を表すため、チャートの下落局面を連想させることから弱気相場を意味します。
投資信託などで、ブル型商品、ベア型商品などがあり、 最近では、ETFのブル型商品、ベア型商品などもあります。
ブル型商品は上昇相場の時に利益を期待することができ、ベア型商品は下落相場の時に利益を期待することができる一方で、ブル型商品は下落相場の時は損失が発生する可能性があり、ベア型商品は上昇相場の時には損失が発生する可能性があります。
つまり、例えば今後日経平均が上昇すると思えば、日経平均に連動したブル型商品を購入し、今後日経平均が下落すると思えば、日経平均に連動したベア型商品を購入することにより、上昇相場、下落相場、どちらでも利益を出すことが出来ることになります。
FXにどう影響するか
マーケット全体が「ブル」相場の時は、投資家心理としては強気になり、お金の流れが安全資産からリスク資産に動くため、為替で言えば、円のような低金利通貨を売って高金利通貨が買われやすくなると一般的には言われています。
逆に、マーケット全体が「ベア」相場の時は、弱気相場になりますので、投資家は安全資産に資金を振り分けますので、日本円などが買われやすくなり、円高傾向になりやすくなると一般的には言われています。
「ブル」と「ベア」まとめ
「ブル」と「ベア」についてまとめると、以下のようになります。
- 「ブル」は強気相場、「ベア」は弱気相場を意味する
- 投資信託やETFなどでブル型商品、ベア型商品があり、上昇、下降どちらの局面でも利益を出せる商品がある
- ブル相場の時はリスク資産に資金が流れやすく、ベア相場の時は安全資産に資金が流れやすい
以上、ご参考ください。