FXにおけるレバレッジと証拠金について

FX初心者向け
スポンサーリンク

この記事では、FX初心者の方に向けてFXトレードを行うに当たっての基礎知識「レバレッジ」「証拠金」について詳しく説明しています。

これからFXに取り組もうとしていて、以下のような疑問がある方は是非一読ください。

  • レバレッジって何?
  • レバレッジを使うメリットを知りたい
  • レバレッジのかけ方が分からない
  • FXをするのに必要な証拠金がいくらなのか知りたい
  • どうなったら強制ロスカットになるのか知りたい
スポンサーリンク

「レバレッジ」とは?

FXトレードを行うに当たって、「レバレッジ」は最大の魅力の1つであると同時に、FXは危険だと言われる要因とも言えます。

レバレッジの仕組み

「レバレッジ」とは、てこの作用という意味です。

FXにおいてこの「レバレッジ」がどのような役割を果たすかというと、「レバレッジ」をかけることにより、自分が預けた「証拠金」の額よりも何倍も多くの金額の取引ができるようになります。

例えば、株の現物取引の場合、100万円分の株を買うには100万円の資金を用意する必要があります。

しかし、FXの場合は「レバレッジ」をかけることができるので、例えばレバレッジ10倍で取引した場合、10万円の資金で100万円分の取引を行うことができます。

更に、レバレッジ20倍で取引すれば、10万円の資金で200万円分の取引を行うことができます。

大きな金額の取引ができるということは、その分ハイリスクハイリターンになります。

レバレッジ規制

FXにおける「レバレッジ」には、金融庁により上限が設けられています。

以前はレバレッジ400倍などの取引も可能でしたが、2011年から投資家保護などの観点から、国内のFX業者を使って個人が取引する場合、「レバレッジ」は最大25倍までとなりました。

また、2017年に金融庁において「レバレッジ」を10倍に規制する検討がされているという報道がありましたが、反対の声も強く今のところは実行に移されていません。

レバレッジはどうやって設定する?

「レバレッジ」は、ポジションを持つ前にレバレッジ何倍と決めてトレードするわけではありません。

自分自身で現在の証拠金額と取引しようとしている通貨のレート、取引するLot数から、ある程度計算した上でレバレッジを見極めます。

と言っても、そこまで細かく計算しなくても、為替レートは常に動いていますので、自分が大体レバレッジ何倍でトレードしたいかによって取引するLot数を決めていけばいいだけです。

例えば、証拠金100万円で1ドル101円のレートの時に、レバレッジ10倍程度でトレードしたいとします。

この時、Lot数を10万通貨に設定して注文すれば実際に取り扱う金額は 101円 × 100,000通貨 = 10,100,000円 になり、10,100,000 ÷ 証拠金1,000,000円 = 10.1となり、レバレッジはおおよそ10倍となります。

最初の内は計算しながらやらないといけないかも知れませんが、すぐに自分がトレードできる大体の適正なLot数は分かると思います。

「証拠金」とは?

「証拠金」とは、FXトレードをするにあたって必要な資金のことを言います。この「証拠金」をいくら預けるかにより、トレードできる金額が決まってきます。

「証拠金」はいくら必要?

それでは、「証拠金」はいくら預ければいいのでしょうか?

それには、先ほど説明した「レバレッジ」が関係してきます。

レバレッジの最大が25倍ですので、「証拠金」は最低でも取引額の4%必要となります。

例えば、1ドル100円の時に10,000通貨取引する場合、最低限必要な「証拠金」は

100円 × 10,000通貨 = 1,000,000円 × 4% = 40,000円

なので、40,000円以上の「証拠金」が必要となります。

強制ロスカットについて

現在の「証拠金」が最低限必要な「証拠金」に対してどれ位の割合であるのかを「証拠金維持率」と言います。

「証拠金維持率」は以下の計算式から導かれます。

証拠金維持率 = 資産評価額 ÷ 必要証拠金額 ×100

もし、「証拠金維持率」が100%を下回ってしまった場合、新規での取引はできなくなります。

また、「証拠金維持率」が一定の割合を下回ると、ポジションを持っている場合は強制的に決済されてしまいます。

これを「強制ロスカット」と言います。

何パーセントの「証拠金維持率」を下回ったら「強制ロスカット」になるかは、業者により異なります。

あまりギリギリの「証拠金」しか預けずにトレードしていると少し値下がりしただけですぐに強制ロスカットとなってしまうこともありますので、レバレッジ10倍~20倍位で取引するトレーダーが多いようです。

特に値が飛びやすい週末をまたぐポジションの持ち越しは、月曜日に市場が開けて急に値が飛んで強制ロスカットとならないように注意が必要です。

私は、極力ポジションを持ち越さないように、週末前には決済するか、持ち越す場合はレバレッジ10倍程度で抑えるよう気を付けています。

レバレッジまとめ

レバレッジについてまとめると以下のようになります。

  • レバレッジきかせることにより、自分が預けた証拠金の何倍もの通貨の取引が出来る
  • FXの個人口座のレバレッジは最大25倍である
  • 証拠金維持率が一定の割合を下回ると強制ロスカットになる

以上、ご参考ください。

タイトルとURLをコピーしました