皆さん、今週もトレードお疲れさまでした。
2021年2月15日~のユロ円相場について私なりにシナリオを立て戦略を練ってみました。
FXトレードを行うに於いて、どうなったら買う、どうなったら売るという売り買い両方の目線を持っておくことは大切です。
そのためにも、常に複数のシナリオを想定し、目線に固執することなく柔軟に対応できるように準備しておきたいと思い、毎週週末は翌週のシナリオを練っています。
皆さんのトレードの参考になれば幸いです。
ユロ円環境認識(2021年2月13日時点)
いつもは月足チャートを用いて環境認識を行っていますが、月足チャートについてはシンメトリカル・トライアングルの上限付近で抜けていくか、再度三角保ち合いの中に戻ってくるかの瀬戸際にいるところなので、本日はユロ円週足チャートを用いて、大きく環境認識を行いたいと思います。
まずは、ユロ円週足に1本の水平線と一目均衡表を表示させてみました。
赤〇でレジレジの水平線で一度抑えられて反発下落したものの、もう一度上抜けを狙って上昇してきています。
基本的にはこの水平線は抜けて行く水平線だと考えています。
また、一目均衡表では雲の上にいて、遅行線もローソク足より上、転換線も基準線より上にあり、基準線も上向きと「三役好転」となっている状況で、一目均衡表で見ても上昇を示しています。
次に、週足にボリンジャーバンドを表示させてみました。
ボリンジャーバンドのミドルバンドと+2σの間に位置しており、バンド自体も上向きで上側に広がろうとしているのが分かります。
また、2020年8月の高値をエリオット波動の第1波の高値と見ると、2020年10月の安値で第2波を作り、現在は第3波を作りに行っている途中と見ることもできます。
これらを見る限りでは、週足レベルの大きな流れとしては現在は上向きではありますが、レジスタンスラインがすぐ上にあるため、なかなか抜けて行けないといった状況と見ることができます。
ユロ円2月8日~2月12日の値動き振り返り
先週立てたユロ円シナリオ
下図2のように2021年2月6日の時点で、日足チャートを用いて、2月8日~2月12日の動きについてa~dの4つのシナリオを立てていました。
先週の段階では、週末までの動きの流れから、まずは水平線①を目指して買い戦略で考え、1時間足や4時間足の形次第では、一旦はショート戦略を取ろうと考えてました。
ユロ円2021年2月13日の状況
2021年2月13日時点でのユロ円日足チャートは以下のようになっています。
週の前半は下げていましたが、それでも上昇の力が強く最終的には値を上げて終わりました。
ユロ円来週2021年2月15日からの予想シナリオ
現在の日足チャート環境認識
来週のシナリオの前に、現在のユロ円日足チャートにインジケーターを当ててみました。
現在のユロ円日足チャートに一目均衡表を当ててみました。
現在は厚い雲の上にいますが、先にいくにしたがって、徐々に雲が薄くなっていっています。
また、転換線が基準線より上にはありますが、基準線が現在は横ばいとなっています。
遅行線については、ローソク足に現在被っていますが、来週中にはローソク足の上に抜けそうです。
次は、ユロ円日足チャートにボリンジャーバンドを当ててみました。
日足ボリンジャーバンドは横向きで現在は+2σ付近まで到達しています。
セオリー通り行けば、レンジ相場中は+2σで抑えられ、再度ミドルバンド付近まで下げてきてもおかしくありません。
これらを総合的に見ると、大きな流れ自体は上向きではあるものの、もう少しもみ合うことも想定しておかなければいけない状況だと考えています。
来週のシナリオ
2月15日からのユロ円について、以下のようにa~c3つのシナリオを立ててみました。
シナリオa
シナリオaは、水平線①を抜けて上昇していくシナリオです。
全体の流れとしては上向きであるものの、状況を見ると、もう少し水平線①手前で揉み合うことも十分に考えられますが、今までの流れから、一応はこのシナリオaも追いたいところです。
シナリオb
シナリオbは、水平線①付近まで上昇した後に、反転し下落してくるシナリオです。
全体の流れは上昇であるものの、すぐ上に水平線があることや、月足チャートでシンメトリカル・トライアングルの上限付近であること、日足チャートの一目均衡表やボリンジャーバンドなどを見ると、この後水平線①を上抜けてグングンと上昇していくとは現時点では考えづらいかなとも思います。
このシナリオbは、水平線①付近、場合によっては少し高値更新してその後、再度反転下落してくるパターンも想定されますので、水平線①付近到達後は様子を見て、すんなりと上昇していかないようであれば、このシナリオbも狙っていってもいいかと思います。
シナリオc
シナリオcは、現在の上昇の勢いもそれ程強くないことから、来週は下げに転じてくることも想定したパターンです。
仮に水平線①と水平線②の間でレンジ相場になるとみると、現在の水平線①付近からの売りがセオリーとなりますので、週明けの4時間足や1時間足の動き次第では、このシナリオcを狙ってもいいかと思います。
水平線②付近までは約200pips位の値幅もありますので、仮に下げに転じて水平線②付近まで来週中に下がる様なことがあれば、その時点でもう一度シナリオを練り直そうと考えています。
ユロ円2021年2月15日の週の戦略
戦略としては、先週と同じで、これまでの流れから、まずは水平線①を目指すシナリオaやシナリオbを追ってロング戦略でエントリーできる形になれば攻めていきたいと思います。
水平線①付近に到達した後は、そのままロングで追随していけるのかどうか、一旦様子を見たいと思っています。
ショート戦略を取るのは、1時間足や4時間足レベルの動きを見て、再度水平線②を目指す動きになりそうであれば、一旦はショートで攻めていこうと考えています。
その場合は、大きなレンジになることを考え、相場の勢いを見ながら、必要であれば小まめに利確していこうと思っています。
以上、ご参考ください。