【FX初心者向け】ローソク足の見方とパターン【徹底解説】

FXテクニカル分析
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FXを始めたばかりの初心者の方は、ローソク足チャートを表示させてみたものの、全く見るポイントが分からずに、何となくの感覚でトレードをしてしまっている方もいるかと思います。

そのようなトレードは、コンパスも持たずに森の中に入っていくようなものです。

FXでチャートを読み取るためには、コンパスの代わりになる様々なインジケーターや理論などもありますが、まずは基本となるローソク足の見方やパターンを覚えて実際のトレードに生かしてみましょう。

初心者の内は、「自分は経験が浅いので難しいのでは?」と思うかも知れませんが、実際に覚えるべきローソク足のパターンの数は限られていますので慣れればそれ程難しくありません。

まずはどのようなパターンがあるのかを知り、それを実際のチャートに当てはめていくだけです。

今回の記事で、ローソク足パターンの説明から、実際のチャートを使ってローソク足を使ったテクニカル分析の行い方を画像付きで説明しますので、ご安心ください。

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初心者向けローソク足の見方とパターン

ローソク足の基本

1本のローソク足から分かること

まずは、ローソク足が表している基本的な意味を説明します。

1本のローソク足からは、始値、終値、高値、安値の4つの価格(四本値)を読み取ることができます。

  • 始値(はじめね):その時間足で一番最初に付けた値
  • 終値(おわりね):その時間足で一番最後に付けた値
  • 高値(たかね):その時間足を形成する最中に付けた最高値
  • 安値(やすね):その時間足を形成する最中に付けた最安値

例えば、1時間足チャートで下図1の赤い折れ線グラフのように値が動いた場合、出来上がるローソク足は、下図1右側の陽線の例のようになります。

図1

図1の場合では始値となる9:00の時点より終値となる10:00の時点の値が上がっているために「陽線」となっていますが、始値より終値が値を下げると「陰線」となり、始値と終値が同値の場合は、実体部分がない「十字線」となります。

時間足とローソク足の関係

ローソク足は、どの時間足でチャートを表示するかにより、同じ期間でも表示されるローソク足の本数が異なります。

つまり、1時間足チャートのローソク足1本の中には、15分足チャートのローソク足4本分の値動き、5分足チャートのローソク足12本分の値動きが含まれています。

図2

例えば、上図2のように15分足で表すと4本のローソク足で1時間分の値動きが表示されますが、それを1時間足チャートに切り替えると、上図2右側のように1本のローソク足での表示になります。

全ての時間足が連動していますので、まずはそれを理解することが重要です。

ローソク足1本での見方

ローソク足は、その形状により相場の方向性や勢いなどを見るヒントにもなり得ます。

ローソク足1本の形だけでエントリーの判断するのは危険ですが、相場背景やチャートパターン、インジケーターなどを利用した上で、更にローソク足の形も併せてチャート分析を行うと、より精度が高まります。

ローソク足基本形一覧

ローソク足の形の違いによる見方として、基本的な形状は以下のようになります。

図3

1つずつ詳しく解説していきたいと思います。

大陽線、大陰線

図4

「大陽線」買いの勢いが強く、「大陰線」売りの勢いが強いことを示唆しています。

ヒゲがない実体のみの場合もあり、それを「陽の丸坊主」「陰の丸坊主」と言ったりもします。

大陽線が出ると買いが続き、大陰線が出ると売りが続くことを示唆していると言われていますが、トレンドの終盤でも出ることもあります。

小陽線、小陰線

図5

「小陽線」買いが若干強い保ち合い相場、「小陰線」売りが若干強い保ち合い相場を示唆しています。

その形状から「コマ」と呼ばれることもあり、「小陽線」は「陽のコマ」、「小陰線」は「陰のコマ」とも呼ばれます。

基本的にはどちらもトレンドの継続途中に出ることが多いですが、トレンドの序盤で出ることもあります。

上影陽線、上影陰線

図6

一度上昇するものの、売り圧力が強く、長い上ヒゲを付けて終わる形になりますので、最終的な売り圧力が強いことを示しています。

高値圏「上影陽線」「上影陰線」が出ると、トレンド転換を示唆しています。

下影陽線、下影陰線

図7

一度下落するものの、買い圧力が強く、長い下ヒゲを付けて終わる形になりますので、最終的な買い圧力が強いことを示しています。

「首吊り線」などと呼ばれることもあります。

安値圏「下影陽線」「下影陰線」が出ると、トレンドの転換を示唆しています。

陽のトンカチ、陰のトンカチ

図8

上影陽線、上影陰線とほぼ同じですが、下ヒゲがない形です。

「トンカチ」と上影を区別せずに一括りに捉える考え方もあります。

「トンカチ」は上ヒゲが長いので、売り圧力が強いことを示唆しており、高値圏で出るとトレンドの転換を示唆しています。

陽のカラカサ、陰のカラカサ

図9

下影陽線、下影陰線とほぼ同じですが、上ヒゲがない形です。

「カラカサ」と下影を区別せずに一括りに捉える考え方もあります。

「カラカサ」は下ヒゲが長いので、買い圧力が強いことを示唆しており、底値圏で出るとトレンドの転換を示唆しています。

十字線

図10

「十字線」はローソク足の実体がなく、始値と終値が同値の足で、「寄引同事線(よりひきどうじせん)」と呼ばれることもあります。

上にも下にも行けずに様子見の様相を呈しており、転換を示唆していると言われますが、実際にはトレンドの踊り場でも見られます。

トンボ、トウバ

図11

「トンボ」は竹とんぼのような形になっており、「トウバ」は墓地にある塔婆の形をしていることからそう呼ばれています。

「トンボ」は、始値から値を下げるものの、途中買い戻されて終値は始値と同水準で終わっている形ですので、買い圧力が強いことを示唆しており、底値圏で出るとトレンドの転換を示唆しています。

「トウバ」はトンボの逆で、始値から値を上げるものの、途中売り戻されて終値は始値と同じ安値の水準で終わっている形ですので、売り圧力が強いことを示唆しており、高値圏で出るとトレンドの転換を示唆しています。

ローソク足複数本を使った見方

ローソク足は1本でも相場の勢いや方向性を見ることはできますが、複数本セットで見るパターンもあります。

包み線(抱き線)

図12

「包み線」または「抱き線」とも言われ、1本目のローソク足を2本目のローソク足が包み込むような形になります。

1本目の小陰線の後に2本目に大陽線が来ると、買い圧力が強いため買いシグナルとなり、特に安値圏で出るとトレンドの転換を示唆1本目の小陽線の後に2本目に大陰線が来ると売り圧力が強いため売りシグナルとなり、特に高値圏で出るとトレンドの転換を示唆しています。

図13

はらみ線

図14

「はらみ線」は「包み線」と逆で、1本目のローソク足が2本目のローソク足を包み込むような形になります。

1本目の大陽線の後に2本目に小陰線が来ると売りシグナルとなり、特に高値圏で出るとトレンドの転換を示唆1本目の大陰線の後に2本目に小陽線が来ると買いシグナルとなり、特に底値圏で出るとトレンドの転換を示唆しています。

図15

切り込み線

図16

1本目のローソク足が陰線で、2本目のローソク足の陽線の始値が1本目の陰線の終値よりも安く始まり、1本目の陰線の中心よりも上で終わる形になります。

1本目で売り込まれるも2本目で買い上がってきており、2本のローソク足を1本で表示すると「下影陰線」のような形になるため、底値圏で現れるとトレンドの転換を示唆していると言われています。

しかし、取引時間が決まっている株価と違い、値が連続するFXでは、基本的には前のローソク足の終値が次のローソク足の始値と同値になることが多いため、現れづらい現象です。

図17

かぶせ線

図18

1本目のローソク足が陽線で、2本目のローソク足の陰線の始値が1本目の陽線の終値よりも高く始まり、1本目の陽線の中心よりも下で終わる形になります。

1本目で買われるも2本目で売られており、2本のローソク足を1本で表示すると「上影陽線」のような形になるため、高値圏で現れるとトレンドの転換を示唆していると言われています。

こちらも、取引時間が決まっている株価と違い、値が連続するFXでは、基本的には前のローソク足の終値が次のローソク足の始値と同値になることが多いため、現れづらい現象です。

毛抜き底、毛抜き天井

図19

2本のローソク足の安値が揃うことを「毛抜き底」、2本のローソク足の高値が揃うことを「毛抜き天井」と言います。

安値圏「毛抜き底」が出ると買いシグナル高値圏「毛抜き天井」が出ると売りシグナルとなり、トレンドの転換を示唆しています。

図20

以上のように、ローソク足の組み合わせにより相場の方向性や勢いなどのヒントを見ることはできますが、やはり、それだけで判断するのではなく、相場背景やレジスタンスライン、サポートラインなどもしっかりと見た上で、最終的な判断材料の1つとして、これらローソク足の組み合わせパターンを補助的に活用することをお勧めします。

ローソク足を使ったテクニカル分析を実際のチャートで説明

それでは、実際のチャートに使って、具体的にどのようにローソク足を使ってチャート分析を行うかを説明します。

下図は日足チャートの赤〇付近の説明をしますが、まずは大きな足で環境認識を行います。

図21

赤〇付近は、日足でエリオット波動の4波目を作って、ここから水平線にサポートされて上がってくるかどうかといった場面です。

この赤〇付近を見てみたいと思います。

エリオット波動についての詳しい説明は以下の記事で解説しています。

赤〇付近を拡大して1時間足で見てみると下図のようなチャートになっています。

図22

水平線到達後にレジサポ転換した後に、大陽線が出て強い買いが入ってきていることや、下影陽線など長い下ヒゲを付けたローソク足が連続で出ており、ここでも買いが強いことが分かります。

また、はらみ線なども出ており、トレンドの転換も示唆しています。

これらのことから、水平線でのサポートが強く、これから上昇していく可能性が十分にあることが伺えます。

今回の事例は簡略化してはいますが、ローソク足の形を見るにも、まずは現在どのような位置にいるのか環境認識などをした後に、ローソク足を見るという流れとなりますので、単純に大陽線が出たから買いなどと判断するのは危険です。

ローソク足の見方まとめ

ローソク足についてまとめると以下のようになります。

  • ローソク足1本で始値、終値、高値、安値の4本値が分かる
  • ローソク足1本の中には、より短期足の複数本のローソク足の動きが含まれている
  • ローソク足1本の形状で相場の勢い方向性を見るヒントになり得る
  • ローソク足複数本の組み合わせのパターンで相場の勢いや方向性を見ることもできる
  • ローソク足を使った分析は、環境認識などをした上で補助的に使う

エントリーの最終確認項目としてローソク足の形やパターンを見ることは有効だと思いますので、皆様も過去チャートで検証して試してみてはいかがでしょうか。

以上、ご参考ください。

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