FXを始めようと思っていたけど、「FXはやめておいた方がいい」と言われたり見かけたりして、どうしようか悩んでいませんか?
- FXで大金を失ったという話をネットで見て躊躇している
- 知り合いにFXの話をしたら全力で否定された
- FXは危険ではないという情報を読んで自分を納得させたい
「FXはやめておけ」と言う人の大半は、FXの事を詳しく知らずに、聞きかじったイメージだけで言っているのではないでしょうか。
FXに限った話ではありませんが、投資はリスクを自分でコントロールすることができ、そのコントロールの仕方さえ間違えなければ危険ということはありません。
危険な状況に陥ってしまうのは、そのリスクをうまくコントロールできていないからです。
私は2008年からFXをやっており、今でこそ、正しい知識を持ってFXに臨めば、そこまでFXは危険でないことを知っていますが、私自身も始めた当初にリスクをコントロールできずに、痛い目に合ったこともあります。
この記事では、私のこれまでの経験から、なぜFXは危険だと思われているのか、FXで勝ち残るのに必要な要素は何なのかを解説します。
なぜ「FXはやめとけ」と言われるのか?
FXはやめとけと言う人はどんな人?
FXはやめておけと言う人の大半は、FX自体まったくやったことがないか、もしくは試しに一度やってみたが、勝てずにすぐにやめてしまい、FXについて詳しく勉強したことがなかったり、ネットで見たFXに対するネガティブな情報だけで判断している人がほとんどだと思います。
確かに、ネットなどで言われているのは、主婦が夫に内緒でFXを始めて家庭の貯金に手を付けてしまい大金を失ってしまった話や、何十年もかけて貯めてきた貯金を数日で溶かしてしまった話など、極端な話がクローズアップされがちで、FXを始めたら一様に全財産失うと錯覚してしまう人がいてもおかしくありません。
しかし、そのように大金を失ってしまった人たちは、FXに対する接し方を知らずに始めてしまった結果、そうなってしまった人がほとんどだと思います。
FXは、きちんと勉強して、レバレッジを抑えてしっかりと損切りし、リスク管理もきちんと行えば、損失を限定できますので全く怖くありません。
一般的に、FXは1年で9割の人が市場から退場すると言われています。
おそらく、その9割の人は、なんとなくFXを始めて、ギャンブル的にトレードして負けていっている人がほとんどでしょう。
逆に言うと、あなたが残りの1割に入るためには、FXがどのようなものかしっかりと理解し、勝ち残っていくためには何をすればいいかを知ることが大切だということです。
FXで勝ち残るために必要な要素は?
FXに向き不向きはあるか?と聞かれれば、私はFXに向き不向きはあると思っています。
私が過去に実際に体感したことや、これまで接してきたトレーダー達の話から、どのような人がFXに向いていて、どういった要素が必要になるかをお伝えいたします。
仮に現時点で以下の要素が備わっていなかったとしても、FXトレードをするにあたって必要な要素を知ることにより、自らの思考を変えていければ問題ありません。
1. 自分の過ちを認めて損失を必要経費として考えられる人
まず1番目は、自分の過ちを認めて損失を必要経費として受け入れることが出来る人です。
FXで勝率100%を維持することはできませんし、ルール通りトレードしたとしても必ず負けトレードは発生します。
1つ1つのトレードは独立しているということを理解し、1回ごとのトレードの勝ち負けに拘り過ぎず、ルール通りにトレードしても思った方向に進まないときは、自分の過ちを認めて損失を必要経費と理解して損切りできることが大切です。
損失を極端に嫌がる人は、頭では理解していてもなかなか損切りができず、結果として1回のトレードで大きく負けてしまい市場から退場せざるを得ない状況になる事がありますので、損失をしっかりと受け入れられる思考になりましょう。
2. FX上達に向けて努力できる人
何事もそうですが、FXで勝てるようになるためには、勉強や練習などの努力が欠かせません。
FXは上下2択を運で当てるだけの単純なゲームではありませんので、なぜそのような動きになるのか、どういった根拠で今後そのような動きになると予想できるのかを言語化して説明できるようになるまで理解しなくてはいけません。
FXの真理を勉強して理解したら、それを実際のトレードでも使えるように過去チャートで検証したり、デモトレードやテスターなどを使って練習し、実際のトレードで経験値を積み、嫌というほど理不尽な思いもして、それでやっと負けない程度のレベルまで到達できます。
これらの勉強や検証作業などを、地道に時間をかけて積み重ねていく努力が必要になりますので、それらを途中で諦めずにやり切れる人でないとFXで勝ち残っていくのは難しいでしょう。
3. 感情的にならずに淡々とこなせる人
どんなに勝てるルールを身につけても、それをルール通り実践できなければ意味がありません。
自分の思い通りにならないとすぐに感情的になって熱くなってしまうようでは、ルールを守り続けることはできません。
また、兼業トレーダーで、仕事でストレスが溜まっている人なども、イライラしている時はトレードをしないなどのルールを設けたほうがいいでしょう。
しかし、例え冷静にルール通りトレードしていても連敗することもあります。
その時に、すぐにカッとなって途転エントリーしたり、無茶苦茶なトレードをして、積み重ねてきた貯金を全部吐き出してしまう人も少なくありません。
FXはメンタルが重要とよく言われますが、感情を自分でコントロールするのはかなり難しいと思いますので、元からそういった資質が備わっているか、穏やかな感情でないときはトレードしないなどの工夫が必要です。
4. 家族の理解が得られている人
意外と見落としがちなのが、同居家族の理解です。
特に結婚されている方は、奥さんや旦那さんの理解がないとトレードに集中するのが難しくなります。
FXは画面の前に張り付く時間も長くなりますし、最初の内はなかなか勝つことができないため、何も知らない人が見ると、単にお金と時間を無駄にしているようにしか見えませんし、特に一緒に生活している人からすれば、会話も減るし、負けてイライラしている姿を見るのはいい気分ではないでしょう。
FXが原因で、家族間で口論になったりすることもありますので、家族に対する感謝の気持ちを忘れず、家族が応援してくれる環境を整えるようにしましょう。
5. 素直で物事の真贋を見極められる人
物事を上達するためには素直さは必要ですが、やみくもに素直に従うのではなく、事の真贋をしっかりと見極めて取り入れる必要があります。
特に最初のうちは、まずは真似するところから始めた方が勝てるようになるまでの道のりは近くなると思いますが、価値のない商材を購入したり、騙されたりしないように注意してください。
全ての商材が価値がないとは思いませんが、今は情報も溢れていますので、まずは無料で得られる範囲内の情報で勉強するのでも十分だと思います。
FXはやめとけと言われる理由のまとめ
FXはやめとけと言われる理由やFXに必要な要素についてまとめると、以下のようになります。
- FXはやめとけと言っている人の大半はFXのことを深く理解していない
- リスクをコントロールして臨めばFXは危険ではない
- FXに向き不向きはあるが、持ち合わせていない要素があれば、考え方を切り替えたり環境を整えたりすればよい
FXは深堀りすればするほど、その面白さが理解できるようになります。
もちろんリスクもありますが、どこまでのリスクを取るかは自分で選択できますので、恐れずに始めてみてはいかがでしょうか。